2. 主な基本統計量(最大値、最小値、レンジ)

統計

 今回は、主な基本統計量(最大値、最小値、レンジ)についての記事です。
その他多くのサイトでは、個別に詳しく書いてあるのでこのブログでは簡単にイメージしやすくサクッと読める形で解説できたらと思います。
 以下の表1を用いて、例題を交えて解説していきます。

国語 社会 数学 理科 英語 理系科目 文系科目 5教科合計
Aさん 87 71 72 77 66 149 224 373
Bさん 78 74 85 90 88 175 240 415
Cさん 68 78 67 70 75 137 221 358
Dさん 60 78 80 74 75 154 213 367
Eさん 49 56 94 68 66 162 171 333
表1. 5教科得点

最大値・最小値

最大値とはデータの中の一番大きい値の事で、最小値とはデータの中の一番小さい値の事。

ゆらのす
ゆらのす

最大値最小値は文字の通り、きいさいの事だね

例)表1の数学の最大値と最小値を求める。

数学
Eさん94
Bさん85
Dさん80
Aさん72
Cさん67
   1.1

Step1 : データの整列(Aさん~Eさんまでの点数並び替える。)
 表1を表1.1 の様、降順(または昇順)に並び替える。

Step2 : データの中の一番大きい値と一番小さい値を求める。
 データの中の一番大きい値が最大値なので、
 最大値は、94点
 データの中の一番小さい値が最小値なので、
 最小値は、67点




レンジ

レンジとはデータが分布している範囲の事。レンジは最大値から最小値を引いて求める

レンジ = 最大値 – 最小値

ゆらのす
ゆらのす

レンジの値が大きければ、高得点の人もいればあまり点を取れなかった人もいるって事がわかるね。一方で、レンジの値が小さければ多くの人が同じような点数を取っている事がわかるよね。

例)表1の数学の最大値と最小値を求める。

数学
Eさん94
Bさん85
Dさん80
Aさん72
Cさん67
   1.1

Step1 : 最大値と最小値を求める
 表1を表1.1 の様、降順(または昇順)に並び替えて最大値と最小値を求める。

Step2 : 最大値から最小値を引いてレンジを求める。
 レンジ = 最大値 – 最小値
 最大値は 94点、最小値は 67点なので、
 レンジ = 94 – 67 = 27




まとめ

  • 最大値:あるデータ中で一番大きい値の事。
  • 最小値:あるデータ中で一番小さい値の事。
  • レンジ:データの分布しているは範囲で、最大値から最小値を引いて求める。

 今回は最大値、最小値、レンジについて解説してみました。
 次回は、分散や標準偏差について解説していこうと思います。
 ご拝読ありがとうございました。

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